高山市は飛騨の小京都と謳われ、国内外問わず多くの観光客が訪れます。仏ミシュランの実用旅行ガイド「ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」では必見の観光地として3つ星を獲得しており、ワールドワイドに有名で活気溢れる魅力的な街です。

歴史、文化そして自然に恵まれた情緒豊かな飛騨高山において、高山歯科医師会は明治39年、蒲 寅三先生を嚆矢として、今年で創立110周年をむかえます。これまでの諸先輩並びに関係各位の皆様にはこころより敬意を表するとともに深く感謝申し上げます。

少子高齢化が急激に進む中、2025年問題等ふまえ、医療・介護などの社会保障制度の改革が急ピッチで進められている。医療提供体制の再編を意図する「地域医療構想」と医療・介護の地域での受け皿づくりを意味する「地域包括システム」の構築がまさにそれである。

会としてこれまでの妊婦歯科健診や乳幼児から高齢者までのそれぞれのライフステージに応じたシームレスな歯科保健衛生活動に加え、地域包括システムの中で“口から食べるを支える歯科”として在宅・訪問歯科診療を充実させていくことが喫緊の課題である。

本会の担当地域は広大で、今、真に求められている地域包括的システムを構築していくには問題も山積している。地域における医科・歯科連携、医療と介護の連携を密にするためは、医療職、行政、地域住民が一体となった有機的な関係づくりが必要である。会としては会員一人一人の認識と自覚、発想の転換や工夫そして行政や他業種との連携がより大切になると考えられる。

 

平成28年10月  鶯塚 英雄